「携帯番号が変わった」「風邪引いた」は詐欺!
息子や孫になりすました犯人から電話があり、仕事に関するトラブルなどを口実に、お金を要求する詐欺です。最初の電話で「風邪をひいて、喉の調子が悪い」などと言って、声が違うことを不自然に思われないようにし、さらに、「携帯をなくした(盗まれた、壊れた)」と言って、携帯電話番号が変わったと思い込ませます。
再度、息子や孫になりすました犯人から電話があり、「会社のお金を株に使い込んでしまった」「会社のお金(小切手)が入ったカバンを落としてしまった」などと話し、お金が至急必要であることを持ちかけてきます。
会社のお金が入ったカバンを落としてしまった!
今日中にお金がいるんだけど、何とかならない?
急に言われても、困るわ。
私も負担するので、どうにかお願いします!
上司の方がいるなら本当ね…
銀行で引出理由を聞かれたら、リフォーム代とか、
身内に不幸があったなどと言って、上手くごまかしてね。
お金、用意できたよ。
ありがとう。
自分は落とし物の届け出があって行けないので、
代わりに同僚に行ってもらうね。
要注意ポイント
犯人側は金融機関の窓口で詐欺被害防止のために引出理由を確認することを知っているため、銀行での振る舞いについても指示してくることがあります。
また、受け子と呼ばれる犯人がお金を引き取るように仕向けるので、本物のお子さんが来ることはありません。
被害を防止するために…
電話でお金の話が出たら、一旦電話を切り、
すぐに家族などに相談しましょう!
- 常に留守番電話機能を設定しておく
- 迷惑電話防止機器を利用する
- 事前に家族の合い言葉を決めておく
- 個人情報や暗証番号を教えない
- 電話をかけてきた家族に自分から電話して確認する
出典:「オレオレ詐欺」(警察庁)(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/oreore/)を加工して作成
特殊詐欺被害に遭わないために
特殊詐欺被害の多くは自宅の固定電話に直接出たことがきっかけとなっています。
被害を受けないためにも防犯機能のある電話機を設置したり、詐欺の手口を知っておくなど事前の対策をしましょう。