偽サイトの被害増!
最近、実在する企業のサイトに似せた「偽サイト」などで個人情報を抜かれたり、お金を振り込んだが商品が送られてこなかったり、模倣品(偽物)を掴まされたりという被害が多発しているそうだ。
最近の偽サイトってすごく巧妙で見分けがつかないらしいですね…
どんな偽サイトがあるの?
有名なのは「楽天」や「amazon」などのECサイトを装った偽サイトのケースだ。
①楽天
楽天は「楽天」「楽天市場」をかたるWebサイトやメールが多数確認されているとして注意を呼びかけています。個人情報を盗まれたり、悪質サイトに誘導されたりする恐れがあります。
ユーザーが商品を注文しようとすると、会員登録ページに酷似した偽のフォームに誘導し、クレジットカード情報などを入力させて盗もうと…
見た目はそっくりですが、URLが本物とは異なります。このため楽天では、接続先のURLを必ず確認するよう強く呼びかけています。2600件を超える偽サイトのURLも公表中です。
②Amazon
続いて紹介するのは「Amazon」の偽サイト。パッと見たとき、偽サイトと本物サイトで見分けがつくでしょうか?
本物のAmazonはURLが「amazon.co.jp」ですが、偽物は「amazon-co-jp」となっています。
偽サイトにアクセスするだけではまだ問題ありませんが、間違ってログイン情報(IDとPASS)を入力したら個人情報が抜かれてしまいます。
有名な動画配信者「きまぐれクック」もAmazonのなりすましフィッシングメールに引っかかったとして注意喚起の動画をアップしている。
偽サイト被害に遭わないためのチェックポイント
トラブルを避けるために以下のポイントを確認しましょう。
- サイトのURLの表記が、ブランドの正式な英語表記と少しだけ異なる。
- 日本語の字体、文章表現がおかしい。
- 販売価格が大幅に割引されている。
- 事業者の住所の記載がない。住所が記載されていても、調べてみると虚偽だったり、無関係の住所である。
- 事業者への連絡方法が、問い合わせフォームやフリーメールだけである。
- 支払い方法が、クレジットカード決済のみ、銀行口座等への前払いのみ、代金引換サービスのみなど、支払い方法が限定されている。
- サイト内のリンクが適切に機能しない。
*上記のいずれかの項目に該当する通販サイトであっても、偽サイトではない場合があります。また、いずれの項目にも該当しない通販サイトであっても、偽サイトの場合があります。
実際に偽サイトを見ながら解析をしている「エンジニアチャンネル」の動画も紹介しよう。
偽サイトで登録・ログイン・購入をしてしまった時の対処法
詐欺目的の偽サイトにアカウント登録・ログイン・商品の購入をしてしまうと、個人情報が流出し別の不正に利用されてしまう恐れがあるぞ。
①金融機関への連絡
偽サイト上でクレジットカードの登録や商品の購入などを行った場合は、すぐにカードの利用停止をする旨をカード会社に申し入れてください。
口座振り込みの場合は番号や暗証番号が盗難されている可能性があるので、銀行で変更の手続きも検討しましょう。
②会員登録の削除
商品購入の前後で「怪しいな」と思った偽サイトにアカウント登録してしまったら、すぐに退会手続きをしましょう。もしくは注文時に登録した会員情報をでたらめな情報に書き換えてください。
③国民生活センターや警視庁へ通報
もし詐欺サイトで登録・購入をしてしまった後、自分の個人情報を別のECサイトで使われるなどの被害に遭ったと判明したら、すぐに警察へ被害届を出す、最寄りの国民生活センター、もしくは消費者ホットライン「188」に連絡しましょう。
国民生活センター:https://www.kokusen.go.jp/map/
自分は関係ないと思わず注意を!
コロナ渦でECサイトなどのネットショッピングの利用が増えたことで、偽サイトによる被害も2020年ごろから急増している。フィッシングメールなどから偽サイトに誘導されるパターンも増えているので、自分には関係ないと思わず注意しよう。
気を抜かず、URLをまずは確認することから始めてみようかな
「チーター刑事.info」やTwitterでは詐欺被害に遭わないための情報を発信しているぞ!要チェックだ⚡
不安を感じたらまずは相談!
▶消費者ホットライン 188
▶警察相談専用窓口 #9110
▶警視庁相談ホットライン 03-3501-0110
平日午前8時30分から午後5時15分まで