【対策】トレカ購入における個人間取引の注意点まとめ

対策

トレーディングカード(遊戯王やポケモンカード、デュエル・マスターズ)を購入する際、実際の店舗に行って購入する以外にも、メルカリといったフリマサイトアプリを使ったり、TwitterなどのSNSを通じて個人間で取引することが可能となっている昨今。

悪意を持った相手と取引することになり被害を受けるといったことにならないよう、この記事では個人間取引の注意点をまとめ、少しでも被害にあう人を減らせればと思います。

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フリマサービスを利用したとしても、
個人間取引のトラブルは「自分で解決」が基本

個人間取引には、売り切れなどで店舗では手に入らない商品や、欲しいものが市場の価格よりも安く手に入るといったメリットがある反面、売り手・買い手のそれぞれが「個人」であるが故に、商品の不具合や代金の受け渡しなどでトラブルが起きやすいというデメリットがあります。

まずは個人間取引で発生しているトラブルの現状や、フリマサービスの運営会社はどういった対応をしてくれるのか紹介したいと思います。

  • 購入した商品が偽物だったので出品者に返品・返金を求めたが応じてもらえない
  • 販売した商品を「偽物だ」と言われて商品代金を支払ってもらえない
  • 商品購入の際に「受取評価後に発送する」と言われて従ったが商品が届かない
  • たしかに商品を発送したが購入者から「商品が届かない」とクレームを受けた

このほかにも、未成年者が親権者に無断で高額商品を購入した、フリマサービスが用意している支払い方法ではない方法での支払いを求められた、禁制品・詐欺商材を購入してしまったなど、さまざまなトラブルが発生しています。

運営会社は解決してくれない

取引上のトラブルが多発していることから、フリマサービスの運営会社側も規約の強化やユーザーへの周知など対策の強化はしてくれています。

ただし、運営会社はあくまでも「取引の場所・機会」を提供しているに過ぎず、商品の売買契約はユーザー同士が結んでいることになり、トラブルが発生しても、基本的に運営会社が積極的にトラブルを解決してくれるわけではありません。

運営会社に期待できるのは、システムを通じて相手に連絡を図ったり、運送会社のミスなどで商品が届かない場合に代金の補償が受けられるという所まで多く、必ず補償が受けられるわけでもないので、過度の期待はできません。

フリマサービスの利用において発生したトラブルは、原則として自己責任で解決しなくてはならないと心得ておきましょう。

個人間取引でトラブルに遭わない為に気を付けるポイント

トラブルに巻き込まれないために、個人間取引において注意しておくべきことを紹介していきたいと思います。

1.商品情報は十分に確認してください

商品のタイトルや説明文、画像など商品ページの情報は、詳細まで確認してください。

商品のタイトル、説明文

商品タイトルや商品説明文の中に「箱のみ」、「傷アリ」など、商品の問題点を示すキーワードや文章が埋もれている可能性があります。
商品状態を正しく把握するためにも、最後まで確認してください。

画像

商品の現物画像がない場合、商品状態について、お互いの認識が食い違う可能性が高くなるため注意が必要です。
また、出品者の出品一覧ページも確認し、ほかの出品に掲載している商品画像と比較して、映り込んでいる背景や画像の解像度が極端に異なる場合、商品の現物を所持していない可能性が考えられます。
どちらも不安に思った場合は、必ず出品者に商品の現物画像の掲載を依頼してください。

2.出品者情報をしっかりと確認する

出品者の情報とは、これまでの取引実績、評価欄、本人確認状況などです。

評価

総合評価だけでなく、対応している件数が極端に少ないとか、評価に対するコメントの内容もしっかりと確認しましょう。

過去のやり取り

評価コメントとは別に、過去に出品されている商品のやり取りを確認して完了するまでにどういったやり取りが行われていて、正しい対応がとられているか確認するのも大事です。

3.疑問点は出品者に質問してください

少しでも疑問や不安があれば、出品者に質問し、購入前に解決するようにしましょう。

質問しても出品者から回答がなかったり、十分な説明がないなど、少しでも不安や不信感が残るようであれば、他の出品者を検討するといった判断材料になります。

4.安易にお金を振り込まない、あとサイト外での取引には応じない。

フリマアプリを利用しての取引では、自社を介して商品代金を支払う仕組み(エスクローサービス)が備えられています。

それにも関わらず、個人の振込先を指定してきたり正当な取引手段を提案してくるようなことがあれば応じないようにしましょう。

また、それっぽい理由を並べて急ぎでお金が必要といったことを連絡してくる出品者に対してもいるので、いくら真っ当な理由として安易にお金を振り込むといったことはないよう気を付けましょう。

5.安易に個人情報を渡さない

最初から騙すつもりで、商品を売る気がないのに売るふりをして個人情報を盗みだそうという人もいたりします。

個人情報は「ダークウェブ」と呼ばれる、Chromeといった通常のブラウザからはアクセスできないようなサイトで売買されていると言われていて、安易に個人情報を渡してしまうとクレジットカードなど漏れてしますので、安易に渡さないように気を付けましょう。

まとめ

メルカリやヤフオク!といったフリーマーケット取引は、手軽に個人間取引ができるメリットがある中、個人間取引におけるトラブルも激増しています。

代金を支払ったが商品が発送されない、商品を発送したが代金を支払ってくれないといったケースでは、詐欺事件として立件できる可能性があるので、警察への相談・届け出が有効です。
ただし、刑事事件にならない内容であれば警察に相談しても解決できない場合もあるので、自治体の消費生活センターや弁護士への相談をおすすめします。

個人間取引によるトラブルは、解決までに時間や手間がかかってしまうケースも少なくなく、対応している時間や手間を割いてしまったりすることで余計なストレスも抱えてしまいます。
トラブルに遭った際の対処法も知っておくべきですが、何よりも「どうすればトラブルに遭わないか」を重視するべきだと思います。

必ずリスクが伴う取引であることを覚悟し、トラブルを避けたいなら可能な限り正規の販売店で購入することをおすすめします。

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