ポケカや遊戯王といった人気トレカシリーズの人気が沸騰中の昨今、トレカをめぐるトラブルは様々です。
特にトレカ詐欺は増加中で、全国の消費者センターに寄せられたトレカに関する相談件数は2020年度から21年度にかけて約1.5倍に増加していて、全国ニュースにもなっています。
今回の記事ではSNSやフリマでの取引が危険な理由について取り扱いますが、結論からお伝えするとカードの購入を検討されているならば「実店舗の存在するカードショップ」での購入が一番安全だといえます!
ではSNSやフリマサイトでの個人間取引がカードショップでの取引と比べてどのように危険なのか、3つのポイントから解説していきましょう!
※当サイトは転売や高額商品、偽物商品を購入することを推奨いたしません。
※取引はご自身の判断で、自己責任のもと行ってください。
■取引の際の商品の真贋判断について
個人から購入する際はSNSやフリマでは実物を確認せずに購入することになりますが、店舗で購入する場合、店頭に並んでいるカードはすべて店舗側で鑑定/査定され、その時の適正価格で販売されています。
また中古のトレーディングカードを仕入れて転売する場合は、古物商許可という資格・免許が必要であり、実店舗のあるお店はそれを必ず取得しているため、一般人の個人販売よりも真贋判断において堅実であるといえます。
上記のように店舗で仕入れるカードは必ず査定と鑑定の工程を挟んでから店頭に並ぶため、偽物が持ち込まれた際には商標法違反として警察に通報されることも!
■購入後に不良品や偽物と判明した場合の対処
購入後に不良品や偽物だと判明した場合はSNSの個人間取引とフリマサイト、カードショップの3つそれぞれで対処が異なります。SNSの個人間取引で相手が詐欺目的だった時は、問い合わせをしたとしても多くの場合そのまま相手がアカウントを消すなどして逃げられてしまいます。
アカウント削除などで逃げられてしまった後の対処法は消費者センターなどに相談することぐらいしかありません。やはりSNSなどでの個人間取引が一番リスクが高いといえます。
フリマサイトでは間にアプリ運営を挟んでいるため、ある程度のルールが存在しますが、特にメルカリで不良品と判明した際に気を付けなくてはならないのが「取引完了後は、取引キャンセルができない仕組みのため、受取評価は絶対に行わない」という点です。必ず商品状態に不備が無いかを確認した後に受取評価をするようにしましょう!
その中でもやはりカードショップの対処はトレーディングカードを専門に扱うだけあってサイト内などでとても子細に説明されています。下記画像はカードラッシュの特定商取引法表示ページの内容です。
カードショップでは最初から商品状態について明記の上販売していることが分かります。
■返品・交換について
SNSでの個人間取引では返品や交換に対応してくれるケースは稀で、発送のために教えた個人情報から更なるトラブルに発展する恐れすらありますので油断なりません。次にメルカリで返品を検討している場合は「出品者の同意なく、商品を返品しない」ルールがあるようですので必ず確認しましょう!
やはりカードショップで購入した品の返品や交換については安心感があり、下記画像のようにサイト内に注意事項や問い合わせフォームの明記があるため、万が一手続きが必要になった場合もスムーズに行うことが出来そうです。
またネットでの個人間売買に知見のある高木篤夫弁護士はNHKの取材でこのようにも語りました。
「個人間売買でも、運営会社に個人情報が登録されているプラットフォームであれば、弁護士への相談を通じて犯人を追及したり、返金したり、解決できる可能性があります。一方、SNSの個人アカウントどうしで取引される場合は、弁護士が相談を受けても個人の特定に至らず、問題を解決できないこともあります。SNSなどでの個人間売買には、特別のルールや規制がないため、今後議論が必要になってくると思います」引用元:クロ現取材ノート
■まとめ
SNSやフリマサイトでの個人間取引で自分から送金してしまった場合、少額の被害では警察が調査へ動いてくれるケースは少なく、個人情報の流出から更なる詐欺被害へつながる恐れもあります!
どうしても欲しいカードを購入したい場合でも、SNSやフリマサイトから個人販売から購入するのではなく、信頼できるカードショップ(実店舗)で、購入する事でこういったトラブルに巻き込まれないように注意しましょう!
トレカ詐欺に気を付けよう!
近年、トレカ詐欺が横行しています。ネット通販やフリマアプリ経由で購入する前にどのような手口があるか確認しましょう。