SNSで起こるトレカのプレゼント(抽選)詐欺とは?
Twitter上でしばしば目にする「トレカBOXのプレゼント!応募はフォロー&リツイートで!」というプレゼント企画ですが、相手が詐欺師だった場合は個人情報の詐取からカモリストとして登録され、そこから発展して様々な犯罪に巻き込まれる可能性があるので要注意です!
今回はそんなTwitterに蔓延るプレゼント(抽選)詐欺の危険性について解説します。
※当サイトは転売や高額商品、偽物商品を購入することを推奨いたしません。
※取引はご自身の判断で、自己責任のもと行ってください。
■プレゼント企画参加から個人情報詐取までの流れ
ツイッターでよくあるプレゼント企画は画像左のような投稿で「フォロー&リツイートで参加可能、当選者にはDMで連絡をする。」という形式のものがほとんどです。
参加すると画像右のDM画面のように、当選した旨とともに発送手続きを行うことを装い住所氏名、電話番号を要求されます。相手が詐欺師の場合はもちろん景品が送られてくることはありません…。
この時に言われるまま個人情報を渡してしまうと詐欺師にとって利用しやすい、騙されやすい「カモ」、ターゲットという意味で「カモリスト」に追加されてしまいます。このようなカモリストはトレカプレゼントに限らず俗にいう「リツイートでお金配り」をするような現金プレゼント企画に参加した場合でも追加されてしまうので要注意です。
次項でカモリストとは何なのかを解説します!
■個人情報の売買「カモリスト(闇名簿)」とは?
カモリストとは、悪徳商法等で何度も騙された被害者の名簿を指す俗称。もしくは闇名簿とも呼ばれており、 カモリストを提供する者は名簿屋(めいぼや)と呼ばれています。
カモリストは悪質業者間で高額で取引されており、カモリストに一旦登録されてしまうと、別の契約の締結を勧誘する「二次勧誘」という手法をはじめとした様々な犯罪のターゲットとなってしまうので要注意です!
二次勧誘の良くある手口は、下記のとおりです。
- 会員サービスの退会が完了していないとして架空請求が来る
- 退会手続きを請け負うと言い紹介料を要求する業者が声をかけてくる
- 職場や自宅に勧誘電話が毎日来るようになる
- 景品または商品が当選した旨の偽の連絡が届いたりする
こうした名簿の売買は「個人情報保護法」で制限されているはずですが、今の規制では犯罪を防ぎきることが出来ていないのが実情で、実際にカモリストから犯罪被害に遭った例が多数発生していることから、自分自身でも詐欺に関する知識を付けて対策を練ることが重要です。
■カモリストから巻き込まれやすい犯罪
カモリストから巻き込まれやすい犯罪は多岐にわたって存在しており、先ほど挙げたような個人情報の悪用による二次勧誘や法外な額の架空請求、また詐欺に限らず近年急増中の強盗事件など様々です。
特に全国的に警戒が必要なのはやはり強盗などの暴行・脅迫事件ではないでしょうか。
関東を中心に、2022年から2023年にかけて相次いだ広域強盗事件に関して元警視庁 防犯コンサルタント 松丸俊彦氏はNHKの取材の中でこのように語りました。
「捜査情報の中でも、今回関東の中であった被害の1名、もしくは2名の被害者の方は名簿に載っていたという情報もあります。(闇名簿が)確実に使われていると思います」引用元:クロ現取材ノート
様々な媒体で全国的に警戒が呼びかけられている強盗事件の防犯対策を当サイトでも記事にしていますので是非チェックしてみてください!
●#9110
…全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながる全国共通の電話番号
●警視庁サイバー犯罪相談窓口一覧
…都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口一覧
●日本司法支援センター 法テラス
…法的トラブル解決について
■まとめ
トレーディングカードのプレゼント企画など、個人間取引を発端とした事件は様々です。
トレカ人気にあやかった詐欺師に騙されて金銭を失う可能性、また個人情報を簡単に詐取されてしまうことでカモリストに登録、そのリストから発展した強盗事件などの危険性があることを考えて、十分に警戒しなくてはなりません!
他にも全国で相次ぐ強盗事件をめぐり、次々と明らかになる犯罪組織の実態を追跡し組織が利用する闇の名簿について調べたANN newsの動画も出ていましたので気になる方はチェックしてみてください!
トレカ詐欺/強盗に気を付けよう!
近年、トレカ詐欺/強盗が横行しています。どのような手口があるか、また個人的に可能な対策について確認しましょう。