2023年6月ポケカ公式が転売対策を強化
株式会社ポケモンはポケモンカードの転売を巡ってメルカリと連携協定を締結。その1ヶ月後にはヤフオクやPayPayフリマを運営するYahoo! JAPANとも連携協定を締結したことを発表しました。
同時にメルカリやヤフオクのようなフリマサイトで多くの高額転売が行われていたため、新弾である「ポケモンカード151」は受注生産を行うことも発表されました。
「ポケモンカード151」は、ゲームボーイで1996年に発売された初代「ポケットモンスター赤・緑」に登場した151匹が収録されていることもあり、注目度がとても高いBOXでした。その後の新弾も発売前の受注生産が基本となったが、未だ転売への注意喚起は続いています。
※当サイトは転売や高額商品、偽物商品を購入することを推奨いたしません。
※取引はご自身の判断で、自己責任のもと行ってください。
■ポケモンとメルカリ両者の連携内容
メルカリはマーケットプレイス上で、ポケモンの商品がより安心・安全に取引できる環境の構築を目指し、両社が共同で様々な取り組みを実施する「マーケットプレイスの共創に関する覚書」を株式会社ポケモンと締結したことを発表。
協定では、「ポケモンカードゲーム」を展開するポケモンと二次流通事業者のメルカリが商品情報や発売情報を事前に共有することが明記されています。特定の新商品発売前後の注意喚起や権利侵害品対策などを緊密に連携することにより、両社の顧客の混乱を回避し、より安全・安心に取引ができる環境の構築を目指した内容になっているようです。
一次事業利用者の問い合わせ先(https://about.mercari.com/contact/exhibit/)
ポケモンセンターでは「ポケモンカード151」をフリマアプリで売買する際、転売等の営利を目的とする購入者へ下記の内容で注意喚起を促しています。
- ポケモンセンターでは、転売等の営利を目的とした商品購入を固くお断りしております。
- ポケモンセンターオンラインで、利用規約違反や転売目的の購入と販売元が判断した場合は、ご注文をキャンセル、および、今後の利用を制限いたします。
また、ポケカに関する詐欺についても言及されており下記のような注意喚起も挙げられました。
●「偽造品・模倣品」の出品が確認されています。
●「SR高確率封入」などの表現で出品者が独自にカードをランダム封入し販売する「オリパ(オリジナルパック)」は、該当のカードが実際には低確率で封入されている、もしくは封入されていない可能性がございます。
●いわゆるサーチ等の行為によりSR、SAR等のキラカードが封入された拡張パックのみを抜き取って、残りのパックを販売する、「サーチ済みパック・ボックス」の出品が確認されています。
引用元:ポケモンカード公式サイト「フリマアプリ等での強化拡張パック「ポケモンカード151」売買に関する注意喚起につきまして」
■ポケモンとYahoo! JAPAN両社の連携内容
株式会社ポケモンはメルカリと協定を締結した1ヶ月後、ヤフオクやPayPayフリマを運営するYahoo! JAPANとも連携協定を締結したことを発表しました。
ヤフオクやPayPayフリマのガイドラインに加え、両社継続的に協議・連携のうえ対策を行っていく旨を「相互協力の覚書」としてまとめ、以下のような対策を行なっていくとしています。
引用元:ファミ通ポケモンとヤフーJAPANが相互協力の覚書を締結。ヤフオク!、PayPayフリマにて安心安全なトレーディングカードの取引を行える社会の実現を目指す
また、ヤフオクではトレーディングカード落札時の注意点のヘルプページが制作されており、落札後のトラブルを防ぐための具体的な注意点が挙げられていますので、出品・落札の前に必ずご確認ください!
●ヤフオク!ヘルプ
…トレーディングカード(遊戯王やポケモンカードなど)の取引で注意したいポイントをまとめています。落札後のトラブルを防ぐためにも入札前に確認してください。
■まとめ
多発する高額転売の抑止策としてポケモン公式がついに動き出し、フリマアプリ大手2社と協定を結ぶ事態になりました。しかし未だ高額転売やトレカ詐欺の撲滅には至っていないのが実状です。個人で行える対策を確認し、高額転売やトレカ詐欺の被害に遭わないように気をつけましょう!
さらにこのようなインターネット上でのポケカの高額転売が問題となる中、7月末のポケカ新弾発売の際には、購入待機列の割り込みが理由で暴行事件も起こっていました。ポケカを求めるあまりこのような事件が起こってしまうことは悲しいですね。
ポケモン公式は受注販売を決定するなど、より多くのプレイヤーやコレクターの手に渡るよう対策を行なっていますので、落ち着いて行動することが大事です。
トレカ詐欺/強盗に気を付けよう!
近年、トレカ詐欺が横行しています。どのような手口があるか、また個人的に可能な対策について確認しましょう。