「払戻し金がある」「キャッシュカードを取り替える必要がある」は詐欺!
県や市区町村などの自治体や税務署の職員などと名乗り、医療費などの払い戻しがあるからと、キャッシュカードの確認や取替の必要があるなどの口実で自宅を訪れ、キャッシュカードをだまし取る詐欺です。
キャッシュカードの確認・取替が必要だと信じ込ませた上で、その後、銀行協会等を名乗る犯人から電話があり、「キャッシュカードを取りに行く」「手続きのため暗証番号を教えてほしい」などと情報を要求してきます。
医療費(保険料)の払戻しがありまして、振り込みのためには今お使いのキャッシュカードを変更する必要があります。
どうすればよいですか?
のちほど、銀行協会の方から手続きについてお電話で ご案内いたします。
ありがとうございます。
新しいキャッシュカードを作るので、今からキャッシュカードを自宅に取りに行きます。
手続きのため暗証番号も教えていただけますか?
わかりました。
暗証番号は、XXXXXXです。
要注意ポイント
他にも、大手百貨店や家電量販店の店員などを名乗り「あなた名義のキャッシュカードで買物をした犯人がいます」という場合や、自治体職員を名乗り「コロナウイルスの関係で給付金が支給されます」などと電話をかけてくることもあります。
いずれも自宅を訪れ、キャッシュカードをだまし取る手口です。
被害を防止するために…
自治体、銀行協会などの職員が暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを預かりに来ることは絶対にありません。
- 常に留守番電話機能を設定しておく
- 迷惑電話防止機器を利用する
- 個人情報や暗証番号を教えない
- おかしいな…と思ったら家族に相談してみましょう。
不安を感じたらまずは相談!
▶警察相談専用窓口 #9110
▶消費者ホットライン 188
▶未公開株通報専用窓口 0120-344-999
(日本証券業協会)
出典:「預貯金詐欺」(警察庁)(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/deposits/)を加工して作成
特殊詐欺被害に遭わないために
特殊詐欺被害の多くは自宅の固定電話に直接出たことがきっかけとなっています。
被害を受けないためにも防犯機能のある電話機を設置したり、詐欺の手口を知っておくなど事前の対策をしましょう。