わぁ!フリマにPSA鑑定品!
ちょうど欲しかったカードだ!
ちょっと待った!巷では偽PSA詐欺が多発中!
フリマアプリの「偽PSA詐欺」には気を付けよう!
「偽PSA詐欺」・・・??
「偽PSA詐欺」の被害に遭わないために、まずはPSAとはどんなものか見ていこう!
■PSAとは?
PSAとは 1991年に設立された世界で最も信頼されているトレーディングカードの鑑定企業のことで、一般的にProfessional Sports Authenticatorの頭文字を取った略語(PSA)と呼ばれています。
PSAの行っている「トレーディングカードの鑑定」とは主に真贋鑑定とグレーディングを示しています。PSAは米国のコレクター市場にとって初めてカードに対する真贋鑑定とグレーディングという概念そのものを生み出し、世界最大かつ最も利用されているグレーディングサービスになりました。
PSAの日本支社(https://www.psacard.co.jp/)もあり、PSA日本支社であれば日本語で対応、かつスポーツ&トレーディングカードの申込みが日本で直接可能となっています。
2023年7月提出分より日本国内でのオンラインPSA鑑定が可能になりました!(オンライン申込センター)より身近になったPSA鑑定により、フリマアプリ内では詐欺行為が激化しています。
コレクターにとってPSA鑑定品はカードが本物である証明であり、グレーディングが高ければ高いほど、そのカードの希少性を指し示すことにもなります。
SNSなどで話題になった偽PSA鑑定品の代表的な詐欺事例はこちら
■偽PSA詐欺の手口
偽PSA詐欺とは、フリマアプリ等でPSAの高レートを装って高額転売する手口です。
通常PSAでは鑑定したカードを特殊な保護ホルダーに保管され、カード自体の希少性や保存状態のコンディションに合わせて鑑定済のラベルが貼られます。
詐欺師の手口としては複数パターンあります。
1.鑑定済のラベルを偽装し出品して高額転売する手口
2.出品画像は本物のPSA鑑定品だが、異なる商品を送りつけるすり替え詐欺
今回は、ラベル偽造に関する見分け方(対策)を説明します!
フリマアプリで売るときのすり替え詐欺についての過去記事はこちら
https://cheetah-daka.info/298/偽PSA詐欺の見分け方
鑑定済のラベルには偽造防止のための証明番号やPSAロゴ、鏡文字のテキストなどが印刷されています。ラベルは定期的に更新されているため、完璧な模倣の難易度はとても高いはずなのですが、かなり巧妙に偽造された偽PSAも市場に出回っています。
しかし偽PSA詐欺に対して知識を付けることで、巧妙に騙そうと画策してくる詐欺師を回避し詐欺被害に遭わないようにすることが出来るはずです!
①証明番号を検索して照合する
PSAラベルに印刷されているcert#(証明番号)が鑑定済として実際に登録されているカードか否か、PSA公式サイトから確認することが出来ます。
PSA公式もPSAラベルの付いたカードを購入した、あるいは購入の検討をしている場合、証明番号を入力しカード情報の確認をすることをお勧めしており、フリマアプリで購入する際の大事なチェックポイントになっています。
証明番号は画像のように公式特殊ホルダーのラベル右下に記載されています。もしくはPSA/DNAの楕円系のシールに表記されている数字になっています。
フリマアプリで購入を検討している際はPSA公式から推奨されているように出品画像からcert#(証明番号)の照合でカード情報の確認を行いましょう!
※購入側にとって詐欺対策に有効なcert#(証明番号)ですが、昨今のフリマアプリを見ていると出品画像の証明番号を隠しているケースも多くみられます。
出品側が証明番号を隠す理由としては、ナンバーの流出を防ぎ、詐欺を目的とする模造品として使用されないように対策しているようです。
②保護ケースが本物かどうか比較する
保護ケースの偽造防止用PSAロゴの有無も重要なチェックポイントになっています。ホルダー下部のPSAロゴが無かった場合は確定で偽物となります。
ただし、出品画像のサイズだけでは細かく判別することが難しく、PSAロゴ自体も複数パターン存在するため、この検証方法だけでPSA鑑定品としての真贋を判断することの難易度はかなり高いといえます。
また本物の保護ホルダーにはカードの面以外の部分にざらついたテクスチャで加工が施してあるため、出品画像の保護ホルダーの透明度が全体的に高い場合は詐欺師が通販サイトで購入したPSA保護ホルダーの模造品の可能性があります。
cert#(証明番号)の照合よりも場合によっては難易度が上がってしまいますが、PSA公式が使用する特殊な保護ケースと特徴が一致しているかどうかもしっかり確認する必要がありそうです。
③印刷されている書体が正しいものかどうか比較する
PSAラベルに印刷されているフォントが公式のものと一致するどうかもPSA鑑定品の真贋を判断する良いチェックポイントです。
「9」「S」「R」のフォントが異なることが多く見られます。他にも3など特に数字が異なっていることが多いので真贋を見分ける際に大切なポイントです。
ただし、このフォントすらきっちりPSA公式に寄せて作られているよくできた偽装品も混ざっているケースもあるため、フリマアプリの画像だけで判断し購入するには油断ならない状況です。
PSAラベルに印刷されているフォントから子細に1文字1文字を比較して公式のものと一致するどうか確認することも大事なポイントの1つです。
④ブラックライトをラベルに当てて確認する
PSAラベルにブラックライトを当てて確認する方法もあります。本物のPSAラベルはブラックライトを正面のラベルに当ててみた時にPSAロゴが浮き上がるように加工されています。
画像は実際の変化を参考に制作したイメージですが、このようにラベルの一番上部に整列したPSAロゴがはっきり浮き上がります。
取引後に届いたPSA鑑定品の真贋を確認したい時にはかなり有効な手段ではないでしょうか?
YouTubeには実際にブラックライトでどのように変化が起こるか解説している動画もあったので是非チェックしてみてください。
本物のPSAラベルにはブラックライトを当てることでPSAロゴが浮かび上がる加工が施されています。ブラックライトとPSA鑑定品が手元にある場合に限られてしまいますが、この確認方法はかなり有効な確認手段といえそうです。
このようにフリマアプリで出品されるPSA鑑定済商品は、購入しても必ず本物が手に入るとは限らないんだ
なるほど…PSA鑑定品について、もっとよく調べてから購入を検討しようかな!
まとめ
紹介したように最近の詐欺師の巧妙さからして、フリマアプリでもPSA鑑定品だから安心して購入出来るという訳でもありません。
フリマアプリで出品されているPSA鑑定カードは、出品画像だけでは偽物と本物の判別を付けるのが難しいパターンがほとんどです。
購入前に可能であれば出品者にあらかじめ細かいところまで映した写真をもらえないか交渉することも大事です。しかし相手が詐欺師の場合はその確認の際にも偽の写真が送られてくる可能性が考えられます。
フリマアプリで購入する際は詐欺の可能性を考えて、よく検討しなければなりません…!
詐欺かも…?と思ったらまず相談!
●メルカリ よくある質問
…偽物・非正規品と思われる商品が届いた場合
●消費者ホットライン(188 ※全国統一番号)/各地域の消費生活センター
…商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せ、相談